現役フリーランス美容師が実体験を元に語る「悩み」との向き合い方とは?

新しい働き方として広がっている、フリーランス美容師。働き方や環境の変化から「悩み」に直面することも多くあります。では、どんな「悩み」があるのか、そしてどうやって向き合い、解決していけばいいのか、現役フリーランス美容師である筆者がお答えします。

目次

そもそもフリーランス美容師とは?

会社に所属せず、個人事業主として働くスタイルです。それぞれ美容室と契約して働く「面貸し」と「業務委託」からなります。これらは柔軟な働き方ができる反面、会社に守られることがなくなるため、会社員美容師とは異なる悩みを抱えることもあります。

筆者のフリーランス美容師としての経歴

筆者は2021年11月から会社員美容師を辞めて、「面貸し」のフリーランス美容師として働いています。執筆した段階では約半年が経過しています。

「得体が知れない」から不安になる。「悩み」には、きちんと向き合おう

仕事をする上で「悩み」は次から次に押し寄せてきます。会社員の場合は、役割から「課題」が見えやすいため、優先順位や解決策が見えやすい。一方でフリーランスは、全ては自分次第です。全てが自分が解決する「課題」で、そのため優先順位や解決策が見えにくい。漠然と「得体が知れない」悩みに耽っていると、何も解決できないまま、気持ちも沈んでしまいます。そのために自分が、今“何に”、“どこに”悩んでいるのか、“どうすれば”解消するのか、きちんと整理しながら向き合うことが大事です。

フリーランス美容師に“なる前に”抱える悩みは?そしてその解決法は?

これから、フリーランス美容師が悩みがちな具体例を出来るだけ挙げながら、悩みへの向き合い方を伝授します。

Q. 美容師としての実力が足りない。技術は通用するだろうか?

「美容師としての経験値が少ない。自分の技術は通用するのだろうか」

「外の美容室へ飛び出すと、自分がやってきた技術が天秤にかけられている様で不安」

「最新のトレンドヘアもどんどん更新されて、付いていけるかが不安」

A.フリーランス美容師の様々な価値観に触れることが、成長の糧になる

シェアサロンには、様々な経緯の美容師さんが集まります。これは「技術」や「接客」、「スタイル」や「価値観」が違う仕事術に触れるチャンスです。

いいと思ったポイントは、貪欲に吸収して成長の糧にしましょう。

Q.新しい“何か”に挑戦するのが苦手…

「前職には長く勤めていて、そもそも新しい“何か”に挑戦するのが苦手…」

「保守的で、チャレンジするのが不安。性に合わず辞めてしまうかも…。」

A.「挑戦」に不安は付き物。「悩み」のない新天地は挑戦ではない、ということ

新しい環境に踏み入ることは、正直言って、予期しないアクシデントだらけです。一方の会社では「YES」であることが、もう一方の会社では「NO」であることも当たり前にあります。その時はアタフタするものですし、それを咎められても仕方がありません。

ですが、小さな「NO」に一喜一憂しても、辛くなるだけなので冷静になり、適応するところから始めましょう。適応すると“なぜ「NO」なのか”の価値観が理解できるようになったり、やっぱり「YES」の価値観が正しいと腑に落ちたりするようになります。「悩み」のない新天地は、挑戦とはいえません。そこで得た経験は、貴方にとってプラスの価値観を生みます。

Q. 常連のお客様と別れてしまうかもしれない…

「エリアが違うお客様とは、お別れするかもしれない。」

「次のお店にも、あのお客様は来てくれるのだろうか…。」

A.お客様は様々な理由で「自分」を選び取っている。来てくださる方に感謝

フリーランスへの転向は、最低でも2割のお客様の「失客」を覚悟しましょう。

お客様が美容師、美容室を選ぶ基準は大きく分けて4点です。

それは「値段」「技術」「立地」「居心地の良さ」。

お客様によって、4点の比重はそれぞれ異なります。「値段」が最重要な方もいれば、家の近所や生活の導線にある「立地」を取る方もいます。拠点とする美容室が変わると、この4点の基準値は変わってしまいます。そのため、「失客」は「自分の実力」だけが理由ではありません。

それでも、「自分」を選んでくださるお客様は沢山います。それは自分の「技術」と「居心地の良さ」を評価しているからです。そのお客様達は“わざわざ”自分を選び取っているので、その方々への感謝と奉公を尽くしましょう。

フリーランス美容師に“なってから”抱えがちな悩みは?そしてその解決法とは?

では、フリーランス美容師になってからの悩みは、どんなことがあり、どう解決すればいいのでしょうか?

Q. 売上の上下が激しく、給料が安定しない…

「毎月の売上額の変動が大きくて、給料が安定しない…」

「今月の給料より、支払い分が上回ってしまった…」

A.月の売上ではなく、年間の売上を意識する。自転車操業はしない

給料制の会社員とは違って、フリーランスの月の給料は大きく変動します。特に繁忙期と閑散期の売上の差は大きく、月給にも露骨に反映されます。そして、いつまたパンデミックが起こるかもわかりません。そのため、自転車操業はオススメできません。

その場しのぎの銭勘定のやりくりではなく、売上が激減した月をカバーできるぐらいの余裕を作りましょう。そして、結果的に年間の売上がプラスになることを意識しましょう。経費をコントロールしたり、年単位で利益を生み出せるような計画を立てましょう。

Q. 自己管理が甘い?時間が余ってしまう…

「フリーランスになって、暇になってしまった。自己管理が甘い…?」

「仕事中も、会社員時代より時間が余ってしまう…」

A.空いた時間で得られるものは大きい。家族との時間、趣味の時間、副業の時間

フリーランスになると、今までより仕事量が減る方が多いと思います。予約がなければ休みにもなります。

そして、雑務に追われ、拘束時間に縛られていた会社員時代とは違って、美容室内での余剰の時間も多くなるはずです。

ですが、今までの「仕事の仕方」が、当たり前の生活“ではなかった”のかもしれません。

お客様への施術に集中することができたり、自分や周りに費やせる時間が増えます。家族との時間、趣味の時間、副業の時間、空いた時間で得られるものは大きいです。

Q. SNSが苦手。ネットを上手く活用出来ない…

「『Instagramで集客できる』とは聞いているけど、そもそもSNSが苦手…」

「写真を撮るのが苦手。アピールするのもなんだか気後れしてしまって、ネットを上手く活用できない…」

A.考える→行動→継続することが大事。やるための「時間」は確保できる

皆それぞれに「苦手」と感じる部分はあると思います。特にSNSで「苦手」とされるのは「継続すること」です。

「ネタが切れてしまう」「気持ちが切れてしまう」「更新をし忘れてしまう」

それは「考える(研究する)」時間や「行動」に移せる気持ちの余裕が無いからです。

ですがフリーランスの場合、「考え」たことを「行動」する時間は確保することができます。

特に30代以降の方達には、SNSへの猜疑心を拭えない方も多いでしょう。しかし「便利なツール」として使う分には、デメリットの方が少ないのが実際のところです。

SNSでの集客は、フォロワーが沢山いなければ成立しないわけではなく、自身がインフルエンサーにならないといけないわけでもありません。

そのため、あえて「調べてもネット上に出てこない」ことをブランディングして、「売り」にすることもできます。

使うか使わないかも含めて、考え→行動→継続しましょう。

フリーランスで働く素晴らしさは「悩み」を凌駕する

フリーランス美容師の生活は、会社員美容師の頃とは一変し、それに伴う「悩み」はあれど、それを凌駕するほど素晴らしいライフスタイルを得ることができます。

そしてフリーランス美容師を続けるには、「悩み」を解決する「行動力」と、「悩み」を上回る「喜び」を得ることが大事です。

多くのフリーランス美容師は、以前の働き方のデメリットを解消するための行動をしています。よりよい働き方ができるような選択が出来るといいですね。

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