【初心者向け】フリーランス美容師が確定申告をする流れをわかりやすく紹介

「仕事でもプライベートでも着ている私服も経費にできるのかな?」あなたはこんな疑問を抱えていませんか?もしかすると、フリーランス美容師になって初めて確定申告をする人もいるでしょう。この記事を読めば、フリーランス美容師にとって確定申告が重要である理由と、確定申告をする大体の流れ、経費にできる費用の違いがわかります。3分ほどで読めますので、ぜひ参考にしてください。

 

フリーランス美容師にとって確定申告とは?

多くのフリーランス美容師にとって、確定申告は必須です。そもそも確定申告とは、1年間の所得を自分で計算して翌年に申告し、税金を納める手続きのこと。大体、毎年2月16日〜3月15日の間に提出します。美容師以外でもフリーランスや個人事業主、場合によっては会社員で副業をしている人なども確定申告が必要です。

納税は国民の義務でもあるため、確定申告は「やったほうがいい」ものではなく、「必ずやるもの」と考えましょう。確定申告をすれば、控除を利用して節税ができたりなどのメリットがあります。反対に確定申告をしないと、通常より税金を多く払わないといけなくなったり、最悪の場合「脱税」とみなされ罪に問われる可能性もあります。以上の理由から、多くのフリーランス美容師にとって、確定申告はとても重要な存在と言えます。

 

フリーランス美容師が確定申告する方法を3ステップで解説

確定申告の必要性がわかったところで、実際に確定申告をする方法を解説しましょう。

 

必要な書類を集める

まずは、確定申告に使う書類を集めましょう。具体的には、主に以下のような物が必要です。

 

・給与所得や公的年金等の源泉徴収票の原本

・私的年金等を受けている場合には支払金額などが分かるもの

・医療費の領収書

・社会保険料(国民年金保険料)控除証明書

・生命保険料の控除証明書

・地震保険料(旧長期損害保険料)の控除証明書

・寄附金の受領証 など

 

上記に加えて、業務で使用した支出の履歴がわかるもの(例:クレジットカードの明細やレシート、領収書)も必要です。

 

確定申告書を作成する

書類を準備したら、確定申告書を作成します。確定申告書の作成には、会計ソフトがおすすめです。支出を入力し、質問に答えるだけで、簡単に確定申告書が作成できます。

確定申告書を提出する

確定申告書が完成したら、税務署に提出しましょう。おすすめは「e-Tax」での提出です。メリットとして、e-Taxで提出すると青色申告特別控除の上限金額が65万円になり、節税効果があります。また、会計ソフトで確定申告書を作成する場合、オンラインで作成することがほとんどなので、そのまま「e-Tax」で提出することをおすすめされるでしょう。

マネーフォワードなど、会計ソフトによってはスマホで確定申告の提出ができるツールもありますので便利ですよ。その他、手元に確定申告書の書類を用意して、税務署に直接提出する方法や、郵送での提出も可能です。

 

フリーランス美容師が経費にできる費用は?

確定申告書を作成するときに迷うのが、「どこまで経費にしていいか?」ではないでしょうか。結論として、美容師の業務をする上で必要な出費は全て経費となります。

衣服代

美容室の勤務時間でしか着用しない服(制服など)は「衣服代」として認められますが、主にプライベートで着るような服を仕事でも着ることがある場合などは、認められない場合がほとんどでしょう。それぞれの購入した服の状況によって多少異なるので、詳しくは税理士さんに直接相談してみることをおすすめします。

美容師の美容費用

友人の美容室に行く時は「接待交際費」として、競合調査のために行く際は「研修費」として認められます。プライベートで髪を切りに行く場合は、認められないでしょう。

自宅に美容室を構えている場合

自宅兼美容室を経費にする場合は、家賃の100%を経費にすることはできません。その代わり、家賃の一部を経費にできる「家事按分」という考え方が適用になります。自宅と美容室の面積における割合を計算し、業務で利用している割合を経費計上しましょう。水道光熱費も同様になります。

 

まとめ

本記事ではフリーランス美容師の確定申告について解説しました。フリーランス美容師にとって確定申告は必須です。1年の収支を振り返り、規定の税金を納めるためにも大事な業務と言えるでしょう。フリーランス美容師が自分で簡単に確定申告をするなら、オンラインでの会計ソフトを使ってe-Taxで申告するのがおすすめです。今ならスマホでも確定申告が可能ですので、ぜひ調べてみてください。